津軽錦発祥の謎を解くために、昭和34年にランチュウとアズマニシキ等の雑種をつくり、以後は外界からの金魚の移入を断って、累代交配を重ねるという実験を行った結果、28年後(15世代)に昔の津軽錦と同じ金魚ができている事が証明されました。
その金魚は、伝統の津軽錦の特徴をすべてそなえており、品種としても固定(全部の雑種が親と同じ型になること)しています。
津軽錦は寒冷地で育ったために、地味な色彩をしています。この欠点を改良するために、
(1)モザイク透明鱗の美しい系統
(2)早く赤くなる系統
(3)ランチュウのように瘤が出る系統などが原形から分離されています。
津軽錦を昔のように盛んにするため、過去十数年間にわたって津軽地方の会員に毎年300尾程度程度を配布していますが、昭和33年に実験開始して以来、この金魚を入手した一部の人がランチュウと交配して「江戸時代からの弘錦」などと称したり、その捏造記事が雑誌に載ったこともあります。
昔の津軽錦は戦時中絶滅して、現在は無いのですから、騙されないように。